バルブタイミング論

バルブタイミングって気にしていますか?

個人的には、全くの素組でカムスプロケの穴で
標準位置で合わせて終わりです。

一番ニュートラルな位置で組む事でデメリットや
性能のバラツキを気にしなくて良いのが利点です。

でもバルブタイミングに拘りが無いわけではありません。

バルブタイミングによる特性の変化は当然あります。

ツインカムでは吸排気を個別に変更できますが
シングルカムでは同時に変化するので厄介です。

特性は同じカムを使った場合バルタイを進めると低中速型になり
遅らせると高回転高出力型に変化します。(シングルカムでね)

理由は燃焼時間と慣性加給のタイミングの変化が大きいと思います。

バルタイを進めると排気バルブ開きが早くなり
燃焼時間は短くなり遅らせると長くなります。

爆発力をピストンに伝える時間が短くなり熱効率は悪くなります。

慣性加給と言うのは吸気バルブが開いてワンテンポ遅れて動いたガスが
バルブが閉まろうとする燃焼室の負圧に混合気が
ポート管内でのスピードで飛び込んでくる現象です。

本来シリンダーの容積に対して数パーセント低い吸気効率しかないエンジンが
慣性加給で100%に近い効率になる現象です。(超えるかも知れない)

その為にハイカムではオーバーラップで吸気バルブの開き始めに
排気の流速で一気に負圧になったシリンダーにガスを
引き込む効果を利用しています。

これが高回転で連続的に行われバルブが閉じた瞬間に
ポート内でギュッと詰まった混合気を瞬間に引き込まれると
慣性加給完了です。

バルブタイミングとポートは相性があるのは、この為です。

細いポートは低回転で圧縮され高回転で効率が落ちる。

太いポートは低回転は流速が上がらずポート管内で
圧縮が効かない代わりに高回転で圧縮が効く。

それとバルタイを進めてしまうと吸気が引き込まれようとしても
ピストンが下がり容積が拡大するタイミングが遅れます。

燃焼時間が短くなり吸気効率も高回転で落ちるので
あまり利点はありません。

吸気サイクルのバルブの開いている時間は
12000回転時に250°の作用角でも
0.007秒しかありません。

その瞬間のに全てが決まります。

ただ遅らせるとブローするリスクも高まります。

だからホドホドが一番だと思います。
にほんブログ村 バイクブログ 4MINIへ ←たまにはプチプチどうですか?
スポンサーサイト

テーマ : スーパーカブ系
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

Re: タイトルなし

> PINKSさん、こんにちは。

初めまして、こんにちは<(_ _)>

> 記事を拝読して勉強させていただいています。
>
> 「バルブタイミング」奥が深いですね、、、。
> 自分は、ようやく触りが分かってきたという程度です。
> 進めて乗ったことはありますが、遅らせて乗ったことはないので、機会があったら体感してみようと思います。

セッティング次第で違うエンジンになりますので、試して見て下さい。

記事にもありますが遅らせ過ぎるとブローするかも知れませんので
動作確認は慎重に御願いします。

> 横型エンヂンでも「ミラーサイクル」みたいなことが出来たらおもしろそうですね、、、。

ミラーサイクルで走るにはロングストロークで圧縮比を稼げるか
加給が必要ですね。

90のクランクに50ヘッドで吸気遅閉じにすれば
50cc相当のシリンダー容積で圧縮でき可能な気がします。

PINKSさん、こんにちは。

記事を拝読して勉強させていただいています。

「バルブタイミング」奥が深いですね、、、。
自分は、ようやく触りが分かってきたという程度です。
進めて乗ったことはありますが、遅らせて乗ったことはないので、機会があったら体感してみようと思います。
横型エンヂンでも「ミラーサイクル」みたいなことが出来たらおもしろそうですね、、、。
FC2カウンター
プロフィール

PINKS

Author:PINKS
原付弄り好きのオヤジです。
週末は4ストMINIとATVに
ハマッテます。
49ccチューンから
エンジンスワップまで
原付を楽しんでいます。

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
リンク
ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ